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夏のロシアは意外と寒い
2019年8月の夏休みに「サンクトペデルブルク」と「モスクワ」に行ってきました。
旅行の準備をするときに迷ったのが「ロシアでの服装」でした。
夏の日本(ってか大阪)の気温は、最高気温が35度、最低気温が25度な日々が連日続きます。
一方、モスクワの気温は最高気温が20度ほど、最低気温が12度ほどなんです。
実際、私が「サンクトペデルブルク」と「モスクワ」に滞在中は、最高気温が20度、最低気温が14度な日が殆どでした。
真夏の日本に居てる状態で「ロシアの気温が20度」は想像しにくい。
私の場合、「20度ぐらいなら半袖でなんとかなるかなぁ」みたいな感覚でした。
ロシア旅行前にネットで「夏のロシアの服装」について調べたのですが、「過ごしやすい気候です」だの「羽織るものを持って行きましょう」みたいなフワッとした情報しかない!
- モスクワやサンクトペデルブルクでは「半袖」でも過ごせるのか
- 現地の人はどんな格好をしてるのか
- 防寒着は必要なのか
- 夏のロシアは日本だといつ頃の季節な雰囲気なのか
などなど、ロシアでの服装について疑問だらけでした。
夏のロシアは1年で一番の観光シーズンです。
「夏のロシアって何を着て行ったらいいの?」と迷う方のために、私が実際に行ってみて実感したロシアの気候や服装についてまとめてみます。
夏のロシアは「日本の晩秋」ぐらいな気候
私が実際に「サンクトペデルブルク」と「モスクワ」に行って感じた気候は、
日本の晩秋
ぐらいの雰囲気でした。
だいたい10月末から11月上旬ぐらいの感じ。
日本で夏から秋に季節が変わるときに、以下の経験をすることないでしょうか?
- 朝に半袖で外に出ると「空気がヒヤっとしてきて、季節が秋になってるなぁ」な感じ
- 朝晩は羽織るものが1枚あるといいなぁ
- 昼間は少し暖かい時もあって、上着が要らない時もあるけど、朝晩は冷える
- 昼間の日差しが出てる数時間は半袖でもOKな日がある
- 厚手のジャンバーは暑いけど、薄手のジャンバーぐらいが一番快適
この感じ!
私が「サンクトペデルブルク」と「モスクワ」で過ごした気候は、まさに上記に書いてる感覚でした。
朝に「サンクトペデルブルク」のホテルから外出したときは半袖を着てたのですが、外の気候は「もうすぐ冬がやってくるのかな」みたいなヒンヤリした空気。
思わず部屋に戻ってカーディガンを羽織りました。
昼間は日差しがあって、カーディガンでは少し暑いぐらいなんですよね。
なので、昼間の数時間はカーディガンを脱いで半袖で過ごしていました。
夕方になる少し空気がヒンヤリしてきて、カーディガンを再び羽織るって感じでした。
夏でも雨のモスクワは寒かった
夏のロシアで雨が降ると、気温が下がって寒くなります。
雨が降るとカーディガンのみで過ごすのは少し厳しいので、薄手のジャンバーが1枚あると便利です。
(レインウェアの代わりにもなって、身体が濡れるのを抑えることが出来ます)
「サンクトペデルブルク」は連日晴れていて天候に恵まれたのですが、「モスクワ」滞在中は雨のち曇りな天候でした。
(モスクワに到着した日だけ晴れていました)
ちなみに、私が「クレムリン」に行ったときはずっと雨でした。
しかも夏の「クレムリン」はどこに行っても並びます。
「クレムリン」内部に入るときは雨の中1時間近く並びました・・・。
薄手の長袖シャツとカーディガンしか持ってきてなかったので、やや寒かったです。
(失敗談)私が持って行った服
ちなみに、私がロシア旅行に持って行った服ですが、ざっと分類すると以下の物です。
- Tシャツ
日本で夏に着てる服、メインで持って行った - カーディガン
「寒かいかもしれないので」と保険で1枚だけ持って行った - 薄手の長袖
「寒かいかもしれないので」と保険で2枚だけ持って行った
「20度ぐらいなら半袖でもなんとかかるんじゃない?」と、かなりロシアを舐めてました(笑)
冬物の服を持って行くと荷物が増える。
長袖ばっかり持って行っても、現地で着ないかも知れない。
ジャンバーは荷物がかさばる。
と、当時の私は考えました。
(帰りはシンガポールに立ち寄ったりする、ってのもあったし)
実際にロシア旅行に上記の服を持って行って過ごしてみた感想ですが、「もう少し長袖の服を持って行けば良かった」。
セーターみたいなあたかい服装までは必要ないのですが、長袖のシャツとか、カーディガンとか、脱ぎ着できるパーカーとかをもう少し持って行けば良かったな、と思っています。
夏のロシア旅行 おすすめの服装(持って行った方がいい物)
実際に「サンクトペデルブルク」と「モスクワ」に行ったときに実体験をもとに、「夏のロシア旅行にはこの服を持って行った方がいい」ってものをまとめてみました。
夏にロシア旅行を計画してる方で、「どんな服を持って行けばいいか分からない」って方の参考になればと思います。
薄手のジャンバー
薄手のジャンバーは持って行った方がいいです!
朝晩は少し肌寒いので薄手のジャンバーを1枚羽織るだけでも寒さはかなり違います。
昼間の気温が上がってきて薄手のジャンバーが必要ない時は、折りたたんでカバンにしまうことが出来きます。
私もColumbiaの薄手のジャンバーを1持って行こうか迷いました。
結局、あまり荷物を増やしたくなかったのと、「ジャンバー着るほどでもないでしょ?」と考えて持って行きませんでした。
しかし、ロシア滞在中は「Columbiaの薄手のジャンバーを持って来れば良かった」とめっちゃ後悔しました。
モスクワ川のクルーズに行こうと思ってる人は絶対にジャンバーは持って行った方が良いです!

薄手のダウンジャケット(ライトダウン)
「ライトダウン」の存在はロシア旅行から帰ってきてから知りました!
(仕事先でお客さんがジャケットの下に着てたのを見て「おおっ!」と思いましたw)
薄い、折りたためる、ジャンバーやカーディガンの下に着ることが出来る、そして暖かそう。
私が次回ロシア旅行へ行くことがあるなた「ライトダウン」は絶対に持って行きたい。
「薄手のジャンバー」でも書きましたが、夏のロシアでは「もこもこのダウンジャケット」までは着る必要は無いです。
しかし、雨が降ったりなどの天気状況では気温が平年より下がる場合もあります。
そんな時の体温調整に「ライトダウン」はぴったりです。
「ライトダウン」は薄いし軽いので、必要ない時は折りたたんで持ち歩けるのも魅力です。
慣れない旅先、多少の疲れもある状況で体温が下がると風邪をひいてしまう可能性があるので「温かい服装」はとても重要です。
カーディガン(ニットじゃない素材がおすすめ)
カーディガンは1枚持って行った方がいいです。
おススメは「ニット生地じゃないもの」。
シャツの上に「ニットのカーディガン」のみって寒くないですか?
ニットの目から風が入ってくるし。
(ニットの上に何か羽織るなら暖かいと思うけど)
私はジャージみたいな素材のカーディガンをロシア旅行に持参しました。
半袖のシャツの上から羽織ってもそれなりに防寒になった暖かったです。
長袖のシャツ
夏のロシアでは半袖のシャツでも過ごせない事は無いですが、「長袖のシャツ」を着た方が快適に過ごせます。
昼間の太陽が出てる時間は確かに少し暑いのですが、日本みたいに「むしむしと暑い」って感じではありません。
なので、長袖シャツを着ていても「暑苦しいなぁ」って事はないです。
半袖でも過ごせない事は無いんですが、やっぱ朝晩は半袖だと「肌寒い」です。
私の場合、長袖シャツは2枚だけ持って行きました。
(それ以外は半袖w)
長袖は着るつもり無かったのですが、ロシア滞在中はまさか「こんなに重宝するなんてw」ってぐらいに長袖を着てました。
サンクトペデルブルクで着た長袖シャツはコインランドリーで洗濯して、モスクワ滞在中はサンクトペデルブルクで洗濯した長袖シャツを着用していました。

スカーフ
何度も書いてますが、「サンクトペデルブルク」「モスクワ」とも朝晩は冷えます。
そんな時にスカーフを巻くだけでも、首から暖まって寒さを緩和する事が出来ます。
スカーフは必要が無い時は折りたたんでカバンに入れとけばいいし。
綿の薄手なスカーフぐらいで充分です。
(冬に巻くマフラーぐらいの防寒までは必要ないです)
日本で荷造りをしてるときは「スカーフ」の”す”の字も思い浮かばなかったのですが、ロシアに滞在中は何度も「家からスカーフを持って来れば良かった!」と思いました。