モスクワ川からモスクワを観光してきました
モスクワをじっくり観光出来た日は「1日」だけ。
朝にクレムリンでのドタバタ劇、そのあと駆け足でモスクワを観光したあと、夕方から「モスクワ川クルーズ」に出かけました。
モスクワ川クルーズは予約なしでも乗船できました
私が乗船したクルーズ船はこちらの会社(字が読めないw)・・・だと思います。
(現地に行ってふらっと乗船したので会社名を確認してないんです)
クルーズ船に乗って景色を見学する以外にも、食事つきやイベント付きなど、様々なコースが揃っています。
私が乗船したクルーズ船や、モスクワ川ですれ違ったクルーズ船では食事してる人たちがいました。
予約した方がお得に乗船できるのかもしれませんが、私は予約なしで船乗り場へ直接行きました。
「モスクワ川クルーズ」の船乗り場は3か所ありました
「モスクワ川のクルーズ船ってのがある」っていう薄い情報だけを頼りに、現地の船乗り場まで直接向かいました。
船乗り場も、事前にグーグルマップで適当に確認した程度なんですよ。
その際に宿泊してたホテル(コートヤード バイ マリオット)の近くに船乗り場を見つけてました。
そのほか、情報では「赤の広場近くから乗船できる」って情報もつかんでました。
私が乗船したクルーズ船は、上記の3か所でお客さんを乗り降りさせていました。
私は「ノヴォスパスキー・モスト」って着き場からクルーズ船に乗船しました。
(地図でいうと、一番右側の船着き場です)
(当日)「モスクワ川クルーズ」に乗船してきました
「ノヴォスパスキー・モスト」の船着き場へは、「赤の広場」からバスに乗って行きました。
「聖ワシリイ大聖堂」の裏あたりにあるバス停から「158番」のバスに乗って「ノヴォスパスキー・モスト」近くのバス停で下車。
そこから歩いて5分ほどで「ノヴォスパスキー・モスト」の船乗り場に到着しました。
「ノヴォスパスキー・モスト」の船乗り場でチケットを購入する
バスを降りてから船乗り場までの道のりは、周辺は車が多く地元の人がちらほら歩いてる程度。
「本当にクルーズとか出来る場所があるのだろうか?」
と不安になりながら、グーグルマップの地図を頼りに歩いてました。
歩いて5分ちょっとで船着き場に到着。
私が到着した時にはすでにクルーズ船が停まっていて、船乗り場近くで客引きをしてる人がいました。
客引きの人に「クルーズ船に乗りたい」と話し、価格を確認したところ、
「雀が丘まで片道500ルーブル、往復で700ルーブル」
との回答。
うーん、どっちのコースにしようか。
さらに話を聞くと、「片道で乗船時間が1時間半ほど」とのこと。
ちなみに、私が船乗り場に着いた時間が18時半ごろ。
いまからクルーズ船に乗ったとして、往復した場合「ノヴォスパスキー・モスト」に戻ってくる時間が21時ごろ。
21時ごろに「ノヴォスパスキー・モスト」から薄暗い道を歩いてホテルに戻るのはちょっとなぁ・・・。
と色々考えた結果、「雀が丘まで片道500ルーブル」コースを選択しました。
ってか、500ルーブルでも日本円で850円ぐらい。
往復でも700ルーブルなので1200円ほど。
めちゃくちゃお得じゃないですか?!
クルーズ船に乗船しました
18時半すぎ、クルーズ船は「ノヴォスパスキー・モスト」の船乗り場を出発しました。
ちなみに、乗船チケットは船内で購入します。
クレジットカードで購入可能でした。
ディナー付きの人たちは1階の温かい部屋で食事と景色を楽しんでるのですが、私はクルーズ乗車のみ。
「モスクワの空気を感じながらモスクワ川を満喫したい」
と思い、2階のテラス席に座りました。
8月のモスクワ、しかも川の上で、ちょっと風もある・・・って状況なんで、めちゃくちゃ寒い!!
カーディガンを着てましたが、ジャンパーみたいな防寒着とひざ掛けがあれば良かったなぁ、と思いました。
「雀が丘」の船着き場までの乗船中、景色の解説をしてくれる案内係の方がいました。
(案内係の服装を見て、8月中旬の景色だとはだれも思わないと思うw)
(18:45)「コテルニチェスカヤ堤防の住宅」通過
最初に見えてきた目立つ建物は「コテルニチェスカヤ堤防の住宅」です。
覚えてますか?!あの「コテルニチェスカヤ堤防の住宅」です!
クレムリンにある「イワン大帝の鐘楼」で、「イワン大帝の鐘楼より高い建物を建ててはダメ!」って決まりがあって、長らくモスクワには高い建物は建ってませんでした。
その後高い建物が建つようになったのですが、その最初が「コテルニチェスカヤ堤防の住宅」です。
第二次世界大戦前と第二次世界大戦後に建設されて、1952年に完成。
一番高い所で32階建て、高さは176m。
「コテルニチェスカヤ堤防の住宅」はスターリン主義の建築物なんですが、スターリンが実際に係った建物を実際に見てるなんて感慨深いものがあります。
「コテルニチェスカヤ堤防の住宅」近くにある建物もとても素敵でした。
(18:50)「ウスチインスキー・モスト」の船着き場に到着
出発して20分ほどで「ウスチインスキー・モスト」(Berth “Ustyinsky Bridge”)の船着き場に到着しました。
「ウスチインスキー・モスト」の船着き場は「赤の広場」や「クレムリン」に比較的近い場所にあるせいか、乗船するお客さんがとても多かったです。
ガラガラだった2階テラス席も一気にお客さんでいっぱいになりました。
(19:05)ザリャジエ公園
「ザリャジエ公園」を通過。
ってか、あの橋なに???
「ザリャジエ公園」にある謎の橋を通過したところ。
いやいや、これすごくないですか?
「ザリャジエ公園」はモスクワ最初の公共公園で、ソビエトの友好公園として50年以上前からありました。
その後、プーチン大統領とモスクワ市長の指示のもと、2017年に4億8000ドルをかけて現在の「ザリャジエ公園」になりました。
公園内にはコンサートホールやメディアセンターなどもあります。
もし、またモスクワに来ることが出来たら、絶対に「ザリャジエ公園」の謎の橋を渡りたい!
(19:10)聖ワシリイ大聖堂
「聖ワシリイ大聖堂」もクルーズ船から見ることが出来ました!
目の前が工事中だったり、車がいっぱいだったりしたんですけど、モスクワ川から見る「聖ワシリイ大聖堂」も素敵でした。
(19:10)クレムリン
「クレムリン」もクルーズ船から見学できました!
クルーズ船から見ると、「クレムリンって城塞だなぁ」ってのがよく分かります。
朝、ドタバタしながら見学した「クレムリン」を、夕方にはこんなにのんびり見る事が出来るなんて。
(19:15)救世主ハリストス大聖堂
「救世主ハリストス大聖堂」を通過。
ロシア正教会の大聖堂の中で高い(103m)大聖堂。
最初の「救世主ハリストス大聖堂」は1883年に建てられたのですが。1931年にスターリンの宗教弾圧の一環で破壊されます。
現在の「救世主ハリストス大聖堂」は1994~1999年に再建されたものです。
「救世主ハリストス大聖堂」は行きたかったのですが、時間が無くて行けなかったんですよね。
クルーズ船の上からでも実物を見ることが出来て良かったです。
あれですね、ロシアって歴史の中で破壊されたり、弾圧されたりって施設が多いような気がします。
(19:15)ブラジル大使館(だと思う)
「救世主ハリストス大聖堂」近くにあった建物です。
写真では分かりにくいのですが、このカワイイ建物にはブラジル国旗がなびいていました!
たぶん、ブラジル大使館だと思います。
(19:20)ピョートル大帝の像
「ピョートル大帝の像」です。
もうねぇ、凄いんですよ!パネェんですよ。
裾の部分から水がドバドバ出ていて、それも地味に迫力があります。
とにかくデカい。
あまりのデカさに「なんじゃこりゃ???」ってなります。
2階テラス席にいてたお客さんみんな「ピョートル大帝の像」にくぎ付けでした(笑)
こんなデカい銅像を見たことがない。
最初見たときに「通天閣ぐらいあるかも!!!」と思ったのですが、調べてみました。
- 「ピョートル大帝の像」の高さ→98m、(うちピョートル大帝のみで18m)
- 通天閣の高さ→103m
ってことで、「ピョートル大帝の像」はだいたい通天閣ぐらいの大きさです。
ちょっと考えてみてください、通天閣の大きさの銅像って想像できますか?!
「ピョートル大帝の像」はロシア艦隊300周年を記念して1997年に作られました。
もっと歴史があるのかなぁ、と思ったけど意外と最近なんですね。
次回モスクワに来る機会があれば、「ピョートル大帝の像」は傍まで行って見学したいです。
「ピョートル大帝の像」からかなり離れているのに、この迫力です。
(見送ってくれてるみたいですw)
「ピョートル大帝の像」のすぐそばには「トレチャコフ美術館新館」がありました。
実業家だったトレチャコフ兄弟の美術コレクションを展示しています。
(19:25)ロシア国防省
またまた想像以上にデカい建物が出てきました。
まさかの「ロシア国防省」!
日本で「防衛省」の建物なんて見たことないのに。
(舞鶴で自衛隊のなんかは見たことあるけど)
ってか、初めて防衛的な建物を見たかも。
遠くから見てもオーラがありました。
途中の景色も素敵だった
川沿いには観光施設以外にも、アパートもありました。
アパート1つ1つがとてもオシャレなんですよね。
ソ連時代から利用されてきたのかなぁ、と思うと歴史を感じます。
(19:35)ドゥルジュバ
「あの不思議な形した建物はなんだろう?」と思ってたのですが、調べてみたら「ドゥルジュバ」(ロシア語で友情って意味)っていう名前のスポーツ施設でした。
(19:45)雀が丘に到着
遠くに雀が丘に繋がるロープウェイが見えてきました。
「雀が丘」の船着き場は、ロープウェイの近くにあります。
クルーズ船はUターンしながら「雀が丘」にある船着き場に向かいます。
「雀が丘」の船着き場に到着!
下船したのは私を含め数人と、2階テラス席にいた案内係のおばさんだけでした。
「雀が丘」から乗船するお客さんの方が多いぐらいでした。
1時間15分ほど乗船してたクルーズ船を見送りました。
「雀が丘」の船着き場の向かい側には「ルジニキ・スタジアム」が見えます。
「ルジニキ・スタジアム」は、2018年ロシアワールドカップで開幕戦と決勝戦が行われた場所です。
「雀が丘」からホテルまで帰ります
クルーズ船とお別れした後は、宿泊先のホテルまで帰ります。
「雀が丘」の船着き場から歩いて10分ほどの場所にある、「ヴォロビヨーヴイ・ゴールィ」駅から地下鉄の乗って帰りました。
ってか、「雀が丘」って公園がとても素敵な場所なんですよ。
時刻は夜8時なのにこの明るさ。
地元の人がランニングしたり、散歩したりしてゆったりした雰囲気なんです。
モスクワでの滞在時間がもっとあれば「雀が丘」を散策したかったなぁ。
「ヴォロビヨーヴイ・ゴールィ」駅に到着
「ヴォロビヨーヴイ・ゴールィ」駅ってモスクワ川の上にあるんですよ。
(まさにモスクワの「武庫川駅」です)
「ヴォロビヨーヴイ・ゴールィ」駅から「パルク・クリトゥリ」駅まで乗車します。
(「パルク・クリトゥリ」駅で5号線に乗り換えます)
観光地から少し離れているので、地下鉄内では地元な雰囲気を満喫することが出来ました。
「パルク・クリトゥリ」駅に到着
1号線の「パルク・クリトゥリ」駅を下車したら、5号線に乗り換えです。
5号線の「パルク・クリトゥリ」駅に到着。
モスクワの地下鉄の雰囲気は、大阪と似てる感じがして違和感が無いように感じました。
宿泊してるホテルの最寄駅「パヴェレツカヤ」駅に向かいます。
「パヴェレツカヤ」駅に到着!
無事に「パヴェレツカヤ」駅に到着しました。
時間は夜8時半になってました。
クルーズ船往復してたら、夜道を帰ってこないとダメだったので、片道だけ乗船して帰りは地下鉄にして良かったです。
途中で夕食を購入してからホテルに戻りました。