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旅館の火災ニュースを見て、保険の補償内容が気になってきた
2018年8月5日に、那智勝浦にある「湯快リゾート」で火災が発生しました。
一報を聞いたときは「ちょっとしたボヤかな」と思ったのですが、ネットでの動画を見てかなり大きな火事だったので大変驚きました。
1名のお客さんが緊急搬送されたそうですが、「湯快リゾート」のサイトによると、後に回復して別の旅館に移られたとの報告があったので、ちょっと安心しました。
他にけが人などは無く、300人以上のお客さんは別の旅館に移動され、従業員の方々も皆さん避難されたそうです。
ニュースで報道してる宿泊客の方々の話を聞いていると、「貴重品や荷物が部屋に残ったまま逃げてきた」と皆さん話していました。
その話を聞いた時、ふと思いました。
もし私が国内旅行で火災に遭遇した時に、クレジットカードなど、付帯してる保険ではどこまでカバーしてくれるんだろうか。
って。
国内旅行は旅行保険に加入したことが無い
海外旅行へ行くときは「海外旅行保険」に必ず加入しています。
(ゴールドのクレジットカードを所有していても)
しかし、国内旅行の場合、保険に加入しません。
「健康保険証があれば大丈夫でしょ」という気持ちがあったり、自分の国である日本なので、何かあったら保険に頼らなくてもそれなりに対処できるだろう、という思いもあります。
しかし、火災で所持品が無くなったら、健康保険ではどうしようもできません。
クレジットカードは国内旅行にどこまで補償してくれるのか調べてみた
私の場合、以下の4枚のクレジットカードを所有しています。
・Amazon Mastercardゴールド
・ANAカード(Master一般)
・Booking.comカード(VISA)
・ピーチカード(JCBベーシック)
上3つのカード会社が「三井住友カード」、ピーチカードが「JCB」です。
・Amazon Mastercardゴールドの場合
「Amazon Mastercardゴールド」は、もともとAmazonプライム会員だったからって理由だけで作りました。
一応「ゴールドカード」扱いなので、それなりに補償がついています。
おぉー、さすがゴールドカード。
「国内旅行損害保険」がカードに付帯しています。
旅行中の怪我や、入院に関しても保険でカバーしてくれるのですね、知らなかった。
あー、でも「ホテルが火災に遭った時の所持品の補償」に関してはクレジットカードでは補償してくれないのか。
あくまで「損害保険」なのですね。
補償内容を読んでみると、基本的に「ゴールドカードでカード決済したものに対して保証します」って事なんですね。
えーっと・・・そうなると・・・。
私の場合、国内旅行や出張での支払いは全て「ANAカード」なんですよね。
だめじゃん。
ゴールドカード持ってても、ANAカードにベッタリな私のことは守ってくれないのか。
・ANAカードの場合
所有してるカードが一般なので、「国内旅行損害保険」の対象外です。
しかし、ANAカードには「ANAカード付帯傷害保険」と言うものが、カードに付帯しています。
飛行機に乗ってる時に死亡したり、飛行機事故での怪我した後遺障害には対応してくれます。
※詳細は「旅行保険損害のご案内」をご覧ください。
飛行機に乗っていて怪我をする、ってよっぽどの事ですが、多少の補償はしれくれるのですね。
・Booking.comカードの場合
booking.comカードは年会費無料なのですが、海外・国内旅行とも傷害保険が付帯しています。
たぶん、国内旅行の場合は上記の条件になると思います。
いずれにしても、死亡したり後遺障害を負う位のどえらい事にでもならない限り、カードでの保険は有効になりません、ってことですね。
・ピーチカードの場合
私は年会員費が完全無料のベーシックカード(JCB)を所有しています。
保険について調べてみると、JCBのサイトで保険内容をまとめたものがありました。
ベーシックは海外旅行の損害保険は付帯なしで、ショッピングのみ保険対象です。
ですが、補償内容を読んでると、海外旅行のみっぽいですね。
(しかも自己負担金10,000円かかるし)
ピーチカードの場合、国内旅行では保険のカバーは行っていない、と考えていいと思います。
(ピーチなんて国内でLCC飛ばしまくってるのに補償なしなのか)
国内旅行保険で「携行品損害」が補償されてる保険を探してみた
海外旅行保険だと「携行品損害」が補償に含まれてる事が多いのですが、国内旅行の場合だと「携行品損害」が対象外になっている場合が多いです。
(調べてみるまで知りませんでした)
私がざっと探して見た限り、「携行品損害」が補償対象になっている国内保険を探してみました。
AIG損保(国内旅行傷害保険)
「携行品損害」は自己負担3000円で、10万円まで補償してくれます。
補償内容で面白いなと思ったのが、旅行中に自宅が泥棒に遭ったった時の補償もカバーしています(留守宅家財盗難保険金額)。
「AIG損保」って、海外旅行保険だと充実してるけど保険料が高いってイメージなのですが、国内旅行だと1泊2日で約1000円~だし、補償内容も充実してるので、意外といいかも。
東京海上日動(国内旅行傷害保険)
東京海上日動も、「携行品損害」は自己負担3000円で補償してくれくれます。
(しかも、AIGみたいより補償額が大きい)
東京海上日動は、ネット申し込みサービスみたいなのはなさそうです。
代理店に問い合わせないとダメなのか・・・色々面倒かも。
ジェイアイ損害火災(国内旅行保険)
ジェイアイ損害火災はJTB系列の保険会社です。
なので、「国内旅行保険」に加入したい場合は、JTBの窓口で手続きを行います。
(ちなみに、海外旅行保険はネットで申し込みが出来ます)
ジェイアイ損害火災は、「携行品損害」の自己負担金が0円です(!)
死亡・後遺損害の補償がちょっとショボい分、保険料はお手頃価格だと思います。
(内容も充実してるし)
私がもし国内旅行保険を選ぶとしたら、ジェイアイを選択するかも。
三井住友海上(国内旅行損害保険)
三井住友海上もカタログを読んでみると、東京海上日動とそんなに内容が変わらないように思います。
「携行品損害」は自己負担3000円ありの保険料だと、1000~1500円ぐらいです。
ピーチ(peach旅行保険)
LCCのピーチを利用した用に、国内旅行保険があります。
(引き受け保険会社は「損保ジャパン」です)
補償内容見たけど、「携行品損害」は自己負担3000円で、全体的に普通な補償内容。
飛行機の遅延などにも対応していますが、「4時間以上の遅れ」が対象です。
なので、私みたいに1時間ピーチが遅れて家に帰れなくなって関空で野宿したとしても、「4時間の遅れ」じゃないから補償対象ではない、ってことですね。
しかも、保険料がちょっと高い。
唯一良いのは、保険申込みに代理店まで行かなくても良いところ。
(「損保ジャパン」で申し込む場合、代理店での取り扱いになる)
ちなみに、損保ジャパンで国内旅行保険を申し込んだ場合、保険料が1000円~2500円ぐらいみたいです。
国内旅行保険を調べて思ったこと
私が持ってるクレジットカードなどでは、旅先でのトラブルに対してそんなにカバーしてくれないんだなぁ、と思った。
(調べてみないと分からないものですね)
「携行品損害」は自己負担3000円の保険会社が多い
何かあったときに自己負担を課してる分、保険料が安いのかなと思っています。
火災に遭遇して、3000円がかかるとしても、身の回り物の補償をしてくれるって補償は大きいかも。
国内旅行保険は手続きが面倒
AIG損保のようにネット申し込みが可能な国内旅行保険もありますが、ほとんどが代理店や有人の窓口へ足を運ばなければなりません。
海外旅行保険はめちゃくちゃ手続きが簡単な保険会社ばかりなのに。
それだけ、国内旅行保険は申し込む人が少ないのでしょうか。
(団体旅行やパック旅行でついでに申し込む、ってのが多いのかも知れません)