上海・蘇州号(2011年5月)

フェリー「蘇州号」に乗って上海に行く①

大阪国際フェリーターミナルから「蘇州号」に乗る

大阪の南港からは「さんふらわあ」など国内外のフェリーが就航しています。
国際線の場合、大阪国際フェリーターミナルから乗船します。

最寄駅は地下鉄の「コスモスクエア」駅です。
駅から大阪国際フェリーターミナルまでは「送迎バス」に乗って行きます。
(歩いていくには微妙に距離があるんですよね)

「送迎バス!」と言ってますが、私が乗った時は大きめのバンでした。

大阪国際フェリーターミナルで出国手続きをします

フェリー乗り場は関西空港の国際線とは違う独特の雰囲気がありました。

とんでもない荷物の量を抱えてる中国人、何往復も乗った経験がありそうな中国人、里帰りする雰囲気の中国人・・・まわりはすでに中国な雰囲気でした。
(今はLCCもがあるから客層も変わってると思うのですが)

私みたいな、GWを過ごすために蘇州号に乗る日本人もチラホラいました。

手続き前に船医さんの健康チェックがあった

その中でも一番印象的だったのが出国手続きでした。

待合フロアに船医さん(中国人)がやってきて、乗船するお客さん達を回って1人1人簡単な健康チェックをします。
(健康診断でやるようなアレ)
1人1人並んで、みたいな感じではなく、船医さんがざーっと回って診る、みたいな。

健康チェックが終わってから出国手続きが始まります。
スーツケースをコロコロ移動しながら出国手続きをする、というのはなんか新鮮でした。

日本人の入国手続きは比較的早く済むのですが、外国人はやたら時間がかかってました。
職員の気合度も空港の時とちょっとオーラがちがう、みたいな。

出国手続きが終わったら船内に入ります

フェリーにはいってすぐの場所にあるフロント周辺です。
(右側にあるのが受付台)
ちなみに、奥にある部屋は「マージャン室」です!

上海に向けて「蘇州号」出発!

12時過ぎ、「蘇州号」は大阪国際フェリーターミナルを出発します。

これから上海に到着する2日後の朝9時まで、国をまたぐ謎のフェリー旅が始まります。

明石海峡を通過

1時間ほどで明石大橋を通過します。

このころは瀬戸内海を通過中なので波も穏やかです。
潮風を感じて楽しかった記憶があります。

穏やかで晴天の瀬戸内海をどんどん進んでいきます。

船内ではみんなダラダラして過ごしてた

乗船してるお客さん達は持参した水筒でお茶を飲んだり、カップラーメンを食べてる人など、自由気ままに過ごしていました。

船内ではお湯が無料で利用出来ます。
中国人はマイ水筒を持参してるので、無料のお湯が大人気でした。

瀬戸大橋を通過

17時前ぐらいに瀬戸大橋を通過。

段々日が沈んで行きます。
(まだこの時は楽しかった)

夕食(船内のレストランがオープン)

夕食の時間が来ると、船内レストランで食事の準備が出来たお知らせが流れます。

今写真を見て気づきましたが、ご飯と汁物の位置が逆になってますね。
(すみません、大目に見てください)

料理はバイキング形式の、完全な中華料理です。
味付けもまさに中国で、中国に来た気分になります。
ただ・・・ご飯も「中国のお米」みたいで、あの中国で食べる微妙な炊き加減の白米でした。

それと、ビールを飲んでいます。
値段が激安で、当時は1瓶200円ぐらいだった記憶があります。
船内は酒税がかからないので(出国してるから)、自販機で売ってるスーパードライも凄く安かったです。
(逆にジュースの方が高いぐらい)

通常は食堂で料理を注文するスタイルなのですが、GWなど乗船客が多い時はバイキング形式になります。

瀬戸内海の夕焼け

夕食を食べたあと、瀬戸内海に沈む夕日を眺めました。

瀬戸内海を静かに沈んでいく夕日。
眺めてる人もそんなにいなくて、とても幻想的な雰囲気でした。

本当に、この日までは海の波も私の三半規管も体調も平和でした。
(翌日から地獄が始まりますw)



関門海峡を通過

19時半すぎに関門海峡を通過。

関門海峡を通過後、五島列島近くを通過して東シナ海へと出て行きます。
(翌早朝に福江島をみた記憶があるので)

1日目就寝

この後、他のお客さんから宴会の誘いを受け、船内にあるバーで歌ったりおしゃべりしました。
初めて会った人たちなのに、「船に乗ってる」という一体感ですごく盛り上がりました。

船内の従業員さん達はバーテンに早変わり、バーで飲み物を作ったりしてました。

宴会が終わってから、シャワーを浴びて寝る事に。
ちなみに、私の部屋は2等室。女性専用の雑魚寝部屋です。

広い和室に布団を敷き詰めた状態で、お客さんと川の字になって寝ます。
私の隣はアメリカ人女性、もう隣は中国人のおばちゃん。
たぶん、人生で二度と

「中国人とアメリカ人に挟まれて寝る」

という経験はしないだろうなぁーと思いました。

「蘇州号」にはシャワールームがあります

「蘇州号」はCデッキが乗り降りする階で、Bデッキ、Aデッキの順番で階段を使って上にいくことが出来ます。

で、船内には「シャワー」と「展望風呂」の2つがあるのですが、「展望風呂」は特等以上のお部屋専用。
それ以外の部屋の人はトイレの隣にあるシャワーを使います。
(といいつつ、2等でも展望風呂に入ってる人がいましたが)

シャワー室の状況ですが、バックパッカーの宿を利用することが出来る人なら問題ないです。
市民プールのシャワー室みたいな、そんな感じでした。
荷物を置くところがフックしかないので、袋を持参すると便利に入浴できます。

2日の朝(終日船酔い)

朝7時ごろ起きて朝ご飯を食べたのですが、体調がすぐれない。

吐き気が止まらない・・・。

私、これまでの人生で「船酔い」した経験がありません。
なので、何故こんなに身体がしんどいのか、全く分かりませんでした。

船の揺れにあわせて気持ちが悪くなるのに気づいて、初めて

「あ、私いま船酔いしてるのか」

と思い知らされます(笑)

瀬戸内海は波が穏やかだったのですが、東シナ海に出た途端、船は大揺れ。
気持ちが悪くて悪くてとにかく寝ていたい状態に。

船酔いと、船の激しい揺れと戦いながら撮影した一枚。

2つ隣の人も船酔いで倒れています。
向かい側にも川の字で布団が敷き詰められていて、そこでも数人の人が船酔いで寝込んでいました(笑)

結局、朝からずっと吐くばかりで、何も食べないまま一日が終わりました。
(聞いた話では、2日目は船酔い者続出でフロアに出て来てる人が少なかったそうですw)

せっかくのGWに何をやってんだか・・・。

3日目

朝起きると、船酔いは治ってました。

「どのあたりまで来たのかなー」と思ってデッキに出てみると・・・

この水の濁り、もしかしてここは「長江」?!
船酔いと格闘し、寝てる間に長江まで来ていました。

遠くまで一面が長江独特の土色の水。
霧に包まれていて、めちゃくちゃ神秘的な雰囲気でした。
(まわりもとても静かで、船の波音だけが聞こえるんですよね)

 

長江をどんどん進むと、色んな船がでてきます。
大阪南港とは全然違う雰囲気。

まさに、ここは中国ですよ!!

朝食(3日目)

「蘇州号」のチケットには朝食代が含まれています。
(夕食は有料です)

朝食はバイキング形式になっていて、中華っぽいものが揃っています。
お粥が美味しかったなぁ。

「蘇州号」で上海到着!

長江の途中にある支流(外灘にある川)を進んでいくと、上海のテレビ塔とビル群が見えてきます。
まさか、船からテレビ塔やビル群を眺めながら上海に上陸するなんて。
(黄砂なのか空気が黄色いです)

で、到着する上海フェリーターミナルは外灘の近くにあります。

出発から2日後の9時半すぎ、上海に到着しました!

写真の左側に写ってるタラップを使って下船するのですが、基本的に荷物は自分で持ってタラップの階段を降ります。
(ちなみに、大阪から乗船した時は、タラップじゃなく船の入り口と同じ高さの階から乗りこみます)

荷物が多い人や持って降りるのが大変な人のために、有料で荷物を降ろしてくれるサービスがありました。
(たしか数百円ぐらいだったと思う)
私はケチって、でっかいスーツケースを必死で抱えて地上まで降りました。

あとは入国手続きをして、中国入国です!