「市内定期観光コース」に乗る①のつづきです。
薩摩義士碑
バスガイドさんに「ここが薩摩義士碑です」と言われ、とりあえず撮影しました。
後日調べてみたところ、「木曽川・揖斐川・長良川の改修工事で命を落とした人たちの供養塔」・・・え?なんで愛知?
と思ったら、江戸幕府が薩摩藩に治水工事を命令して、って経緯があったのですね。
さらに調べてみると、命を落とした一件のあと、
薩摩藩は江戸幕府に激怒しまくり→抗議に切腹する人も
などかなり色々あって、「薩摩が倒幕したる!」って決意した1つの要因になったそうです。
(ざっくりしか書いてないので間違ってる部分があるかも。かなり奥深い話でした。)
そんなに重要な場所だったなんて知らなかった。
城山
前日、「夜景コース」で来た所です。昼間の風景は桜島も望めてとても良い雰囲気でした。
・・・と言いたいことろだったのですが。
なぜか、周りは中国人、中国人、中国人。
中国人特有のノリで大騒ぎ。
「ここは心斎橋筋商店街ですか?」みたいな状態に(笑)
バスガイドさんの話では、中国からのフェリーが鹿児島に来ていて、中国人観光客がどっと押し寄せてるそうです。
城山の駐車場とお土産屋さんです。
停まってる観光バスがほぼすべて中国人観光客を乗せてきたものです(!)
お土産品を買い物してるお客さんもほぼ全員中国人でした。
(売店では中国人観光客向けにキットカットを販売していましたw)
15分ほど城山を観光してから、バスは次の観光地へと向かいました。
西郷隆盛洞窟
西郷隆盛が死ぬ5日間を過ごした洞窟です。
(分かりにくいのですが、穴が2つあいてる場所です)
西南戦争(明治時代初期1887年、西郷隆盛をリーダーとして鹿児島の士族たちが政府に起こした反乱)で、西郷さん軍は政府軍に最後城山に包囲されてしまうんですよねぇ。
で、西郷さんはこの洞窟で5日間を過ごします。
西郷さん軍は300人なのに対し、政府軍は4万人。
(完全にムリゲー状態です)
で、5日後に西郷さんは洞窟を出て城山の坂を下って行って、銃弾に撃たれて49年の生涯を閉じます。
(バスガイドさんが、「この辺りで西郷さんは倒れたそうです」とバスで通過するときに教えてくれました)
南洲墓地
「南洲墓地」には、西南戦争で西郷軍として戦い戦死した仲間と西郷隆盛が眠っています。
(写真を撮ったらバチが当たるかなぁ、と思いつつ撮影させていただきました)
バスガイドさんが西郷さんの最後を説明してくれたのですが、
「西郷さんの遺体には頭部分が無かったので誰か分からなかったけど、体格で”西郷さん”と分かった」
という話をさらっとしてました。
首切られた話を初めて聞きいたので、かなり衝撃でした。
(「え?ちょっとまって?」みたいな気分になったけどこらえましたw)
西郷さんは身体が大きかったので、普通の棺には入らなかったそうです。
福岡出身の人が眠るお墓は福岡方面を向いていたりして、お墓1つ1つの思い入れを感じます。
隣には「西郷南洲顕彰館」という、西郷さんに関する資料を展示しています。
(「市内定期観光コース」では時間の都合上、立ち寄らないのがとても残念)
仙巌園

「市内定期観光コース」最後の観光場所、「仙巌園」です。
「仙巌園」では50分ほど観光時間を設けているのですが、最初の15分ほどはバスガイドさんの案内で「仙巌園」を見学します。
なので、自由時間って実質35分ほどしかありません。
正直言って、35分ではじっくり見学は出来ません。
(園内は広いし、見どころもいっぱいあるので)
が、まったく見学できない、ってことも無いです。
別途追加料金を支払えば、中を見学することが出来ます。
(が、「市内定期観光コース」では時間が無いので見学できません・・・残念)
私が行った時(2018年1月6日)は、プラス600円を支払えば「御殿見学とお抹茶が楽しめる」ってのがあったのですが、今はやってないようです。
「御殿」をリニューアルしてから(2018年2月1日~)はプラス300円を支払って「御殿」を見学できる、形式に変わっています。
(抹茶は無し)
「抹茶がどうしても飲みたいんだ!!」って場合は、仙巌園にある「仙巌園茶寮」へ行けば、抹茶を楽しむことで出来ます。
(島津家の家紋に牡丹紋ってのがあるそうです)
と、感慨深く園内を見学してたら、なんと残り時間15分!
(時間が経つのが早すぎる)
トイレに行って、「じゃんぼ餅」を買って、ダッシュでバスに戻りました。
鹿児島市中心部へ帰る

帰り道、バスから見た桜島です。
ドタバタで見学した「仙巌園」を後にし、市内中心部へ戻ります。
私はお昼ご飯を食べるため、天文館でバスを降りました。
バスガイドさんが色々説明してくれたおかげで、一人で観光する以上に興味深く見学することが出来ました。
(ほんと、プロのバスガイドさんってすごいなぁ、と思いました)
「仙巌園」は次回鹿児島へ来た時に、じっくり見学したいです。